新たな暮らし方、それは…

私のブログにようこそ。読んでくださりありがとうございます。
主人が亡くなり、2か月半が経ちました。
その後の私の様子は…と云うと、意外と元気です(笑 
彼の洋服や私物を捨てて、様々な処理を終わらせ、部屋の中を自分仕様に模様替えして…、
家の中のエネルギーを変えて、新たなステージに移行したような気持になっています。

私自身がすべてはベストなように変化していくことを受け入れているせいか、
彼が旅立ったことは私にとってベストタイミングの体験だったと思っています。
もちろん、彼が私に影響を与えた事実や思い出はしっかりと残っています。
そして、その私がこの世界を生きていくプロセスが進んでいるように感じています。

そんな私の新しい生活は
彼が居たころと生活は一変して、心や時間にゆとりができて、「自分の暮らし方」というものを作り始めています。
この年齢になって初めての一人暮らしです。
一人と云うのは静かに時間を過ごせて、常に自分に向き合える時間ですね。
自分に向き合うとは「暮らし」を丁寧にしていくことのように思います。
丁寧に自分のために食事を作り、丁寧に掃除をして心地よさと氣を整えて、庭の草木の手入れをして自然と触れる、
それを余計なことを考えずに一心に目の前のことをする。
それが、今を丁寧に生きているように思います。

お料理も不思議なもので、急いで作るのと丁寧に野菜と向き合い切ったり炒めたりするのでは、味が違うんですね。
丁寧に心を込めてすると優しい味になっています。自分の身体を労わっているかのように…。
こんな風に、暮らしそのものを丁寧に行うことが、「今を生きる」につながるように思います。

主人のケアをしていた時は、その日の対応に追われ、先のことなど考えず「今、この時」をどのように彼をケアしていくのかを考えていました。その時は辛かったように思いますが、今思い出すと、未来の余計なことを考えず、今できる最善の方法で今を生きて、今を感じて、今を喜び今を悲しみ、「今」と云う事実と一緒にいたように思います。
それは、自分の未来にある不安や葛藤に巻き込まれることのない時間でした。
そこで感じたのは、今起きていることと一緒にいれば体験を十分に味わう充実した時を過ごせると言うことです。

「生きる」とは、ただその体験を味わうことです。
命のプロセスを十分味わい、楽しみ悲しみ喜びで満たされる。そんな体験タイムです。
そんなことが、分かってきました。
暮らしを丁寧にする、それは自分の内側に静けさと一緒にいる事。
自我に巻き込まれず、自我を観察しながら体験を受け取っていくことができます。

そんな暮らし方が〈癒し〉や〈目覚め〉を深めてくれるのを感じている私です。




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この記事を書いた人

ゲシュタルトワークショップや表現アートセラピーを使っったワークショップを開催。心理学と非二元の真理を使いながら『毎日を安心して暮らしていく自分を創る』をテーマに活動している。
ゲシュタルト療法においては、現在は日本ゲシュタルト療法学会の理事として、ファシリテーター育成委員と研修委員を務める。

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