彼の余命を宣告されて…

こんにちは。私のブログにようこそ。
ブログ更新が本当に久しぶりになってしまいました。
もっと早く書きたかったのですが、5月は衝撃的な出来事があり心の余裕が無くなり
ブログも書くことが出来ませんでした。

何があったかと云うと、
私のパートナー(事実婚の夫)が体調府不良でGW明けに病院で診てもらった結果
肺癌と診断されました。
しかも、すでにリンパ節、肝臓、骨の様々な場所にも転移が見られステージ4.
余命3ヵ月~半年の診断を受けました。

あまりにも思ってみなかった事でショックと悲しみと不安感に襲われました。
彼の状況はすでに手遅れで治療回復の見込みはなく、せめて延命として抗がん剤治療で月単位で命を延ばす事。
この事実を受け止めることが精一杯の私です。

本人の彼は、すでに自分で予期していたようで反対に清々とした様子。
私が「分かっていたんでしょう」って聞いたら、いたずらっ子のようにニカッて笑っただけ。
私に心配や介護などの迷惑を掛けたくない彼なりの選択だったのだと思います。

そして、癌とは恐ろしいもので日に日に身体が衰弱して、昨日まで出来ていたことが今日は出来なくなり、
僅かな期間で全く普通の暮らしが出来なくなりました。
病院に行ったときには普通に歩いていたのに、2週間後には立っているのもやっとなぐらいの進行具合で、
私の心が状況に付いていけない感じです。

とは、言いつつもこの変化が少しずつ彼の死を受け入れ、一人で生きていく心の準備時間になっているように感じます。
今まで彼がやってくれていた家の事を私が引き継ぎ、やり方を教わったり、彼の得意料理の作り方を教わったりと
日常の変化から身体がその状態を受け入れている感じです。
彼がこのような事になり、今まで以上に彼との時間をゆっくりと過ごすようになりました。当然の事ですが。。
庭の花を眺める時間、空の雲の様子を眺める時間、その時間をとても豊かです。
暮らしている時間そのものを味わっている感じがしています。
このような田舎暮らしを彼は私としていくことを望んでいたのでしょうね。
今更ながら気づく私です。
慌ただしく動き回っている私に彼が云う言葉は「ゆっくり休み休み、やりなさい」です。

生活そのものを「ゆっくり休み休み」やっていくと、豊かな時間を味わいながら進んでいくように思います。
人生にゴールなんで無いのだから、ただ過程を味わいながら自分を疲れせずにのんびりやっていきなさいという
彼からの最高のメッセージだと思っています。



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この記事を書いた人

ゲシュタルトワークショップや表現アートセラピーを使っったワークショップを開催。心理学と非二元の真理を使いながら『毎日を安心して暮らしていく自分を創る』をテーマに活動している。
ゲシュタルト療法においては、現在は日本ゲシュタルト療法学会の理事として、ファシリテーター育成委員と研修委員を務める。

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