変わらない世界は意識で変わる

私のブログにようこそ。
今日は「世界の見え方」の話をしようと思います。


『世界は変えられない』
『世界は自分が作っている』

一見、正反対に聞こえるこの2つの言葉。
では本当のところ、世界は変えられるのでしょうか? それとも変えられないのでしょうか?

私が思うに、「起こっている世界そのもの」は変えられないように思います。
今起きている出来事や動きをコントロールすることはできません。
この瞬間も絶えず動き、変化している世界は、宇宙の全体性の中にすっぽりと収まっていて、私たちの力で動かすことはできないのです。

でも、変えられるものがあります。
それは「意識」です。
どのように意味づけるのか、どこに焦点を当てるのか――それは自分の意識次第で変わります。

たとえば、あなたはいま何から世界を見ていますか?
恐れ(不安)からこの世界を見ているのか、それとも喜びから見ているのか。
その違いだけで、見えてくる世界がまったく変わります。

今起きている出来事をどう捉えるかで、心のエネルギー(波動)が変わります。
波動が変われば、次にフォーカスする視点が変わり、起きていることは同じでも見ているものが変わり、
居心地や体験の質もまったく違ったものになります。
そして、その変化からまた新しい世界が顕れでてくる――その連鎖こそが、私たちが生きている「現実」という体験なのです。

意識の視点を変えることも、この物質世界(二元の世界)での“遊び”のひとつかもしれません。
けれど、その遊びを通してこの世界を少しでも楽に、自由に生きられるなら、それはとても素敵な方法だと思います。

恐れにとらわれず、喜びの意識で世界を見つめていきたいですね。
物質世界は、しょせん幻想のようなもの。
どうせ幻想を生きるなら、自分が体験したい世界を創り出した方が、ゲームはずっと面白いし楽しいですよね。

そして、そこに広がる世界こそが、あなたという存在がこの身体を持って体験したかった物質世界なのだと思います。
そんなことを感じながら、私も今日という世界を眺めています。
あなたの世界が、少しでもやさしく、あたたかく見えますように。


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この記事を書いた人

ゲシュタルトワークショップや表現アートセラピーを使っったワークショップを開催。心理学と非二元の真理を使いながら『毎日を安心して暮らしていく自分を創る』をテーマに活動している。
ゲシュタルト療法においては、現在は日本ゲシュタルト療法学会の理事として、ファシリテーター育成委員と研修委員を務める。

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