変わろうとしなくていい

私のブログへようこそ。
今日は「変化」について書こうと思います。

今よりももっと楽になるために「変わりたい」と望む人は多いです。
早く変わりたい、楽な自分になりたい――そんな焦りが出てしまい、
それがまた新たな苦しみを生む結果になっていきます。

「楽になりたい…」「安心したい…」
そう思えば思うほど、「今の自分ではダメだ」と感じてしまい、
「もっと違う状態にならないと安心は手に入らない」と思い込んでしまっています。

が…、残念なことにそれは全く逆方向に進んでいるのです。

「安心」とは、
今そうなっていることを受け入れ、ただその流れに委ねることから始まります。
もちろん、自我は抵抗したり、コントロールしようとするでしょう。
でも、その自我の暴れぶりすらも「そうなっているだけ」と見ていく視点を育てていくのです。

つまり、「変わりたい」ともがいて外側を変えようとするのではなく、
今の自分、そのままを受け止めることに目を向ける――それが本当の意味での変化への入り口なのです。

抵抗やコントロールのエネルギーが手放されていくにつれ、滞っていたものが流れ始めます。
その結果、目の前の状況も心の状態も自然と変わり、新たな流れが動き出します。
それが、あなた本来の軌道に乗るということです。

変えるのは「自分」ではありません。
宇宙のエネルギーが自然に変化していくのを、ただ待てばいいのです。

だから、あなたは自分を変えなくていいのですよ。
今そうなっていることを、ただ許していくだけなのです。
少しでもあなたの苦しみや焦りが、自分を苦しめずにいられることを願っています。

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この記事を書いた人

ゲシュタルトワークショップや表現アートセラピーを使っったワークショップを開催。心理学と非二元の真理を使いながら『毎日を安心して暮らしていく自分を創る』をテーマに活動している。
ゲシュタルト療法においては、現在は日本ゲシュタルト療法学会の理事として、ファシリテーター育成委員と研修委員を務める。

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