私のブログにようこそ。
12月に入り一気に寒さがやってきましたね。
大寒波とやらで、朝の愛犬小太郎の散歩をしているときに手が凍えます。
とても寒い日、朝散歩に出かけるのに、亡くなった主人が出かけるときに愛用していたダウンジャケットを羽織っていきました。
手が冷たくてふと、ポケットに手を入れてみると、ポケットの中に彼の手袋が入っていました。
懐かしい手袋の模様。色合い、いかにも彼が好むデザインの手袋…。
思わず、その手袋をはめてみると、彼と握手をしている気持ちに。
その手袋をはめていた彼と手をつないで散歩をしたのを思い出します。
今は手は繋げないけれど、彼と握手をしている感じ。
彼が傍で一緒に歩いている感じ。
思わず、懐かしさで彼の名前を呼ぶ私。
彼の姿は無いけれど、彼の声や温かさは私に心に中にあります。
そして、彼が旅立って初めて一人で過ごす冬だと気がつきます。
私は目覚め生きることを伝えています。
目覚めて生きるとは、人間のエゴから作っている恐れの世界を見破り、
この世界のありのままと生きていくことです。
それは一見、辛さや悲しみのない世界のように思えるかもしれません。
でも、人間の苦しみの悲しみの本当はあるんですよね。
その感情があることが豊かに生きていることなのです。
肉体に執着をして、恐れから世界を体験するのではなく、
この肉体の世界をもっているからこそ体験できる、悲しみや痛みや辛さや、喜びや愛などの情緒を知ることが
本当のこの世界のありのままを体験することなのです。
それらをエゴの自分で体験するのではなく、体験している個人の豊かさに触れるのが、
目覚めて生きている視点だと思っています。
肉体が自分ではない事を知りながら、肉体の体験を理解し見守って味わっていくような感じ。
そして、そのすべてのプロセスが宇宙の流れの一部であることを知って信じている感じ。
その時々で、〈目覚めて生きる…〉、〈安心して生きていく…〉、の表現は異なりますが、今日の私の体験から
そんな感じが「目覚めて生きている」感覚だと、伝えたくなりました。
だから、起きていること全てがあっていいのです。
人間として起きていることは起きてていいし、それが豊かなことだと知っててほしいのです。
私たちは目覚めの世界から肉体を通して体験を味わっていくものなのです。
今日も情緒ある豊かな一日をね。

