スピリチュアルは日常の中にある

こんにちは。私のブログにようこそ。
今日は「スピリチュアル」について、少し書いてみたいと思います。

スピリチュアルと一口に言っても、その範囲はとても広いですよね。
目に見えない世界、宗教ではない心の在り方、魂や宇宙とのつながり、エネルギー、霊的な存在や天使など──さまざまなものがあります。

私が探求しているのは、ひと昔前までは「精神世界」と呼ばれていた分野です。東洋哲学の流れにあり、非二元の概念はインド哲学や中国哲学を基盤にしています。

スピリチュアルというと、現実から離れた特別な世界に行くことや、次元上昇によって苦しみのない世界に移行できるような、今の現実生活と違うところに行くように思われがちです。でも、その「今ではない世界」を追い求めることで、かえって現実とのギャップに苦しみを生み出してしまうことも多々あります。

少なくとも、私が探求してきた精神世界は「今と違う世界に行く」ことではありません。むしろ「今をしっかり体験すること」が必要になります。
実際の普段の生活の方が私たちは〈妄想の世界〉に入っていて、言うなれば、体験から作られた自我の思い込みによって世界を分断し、独自の世界を創り出し、その檻の中で苦しんでいるのです。

だから、その幻想を見抜き、「今」にいることが〈非二元〉が伝えるスピリチュアリティーを体感できるのです。
そのために、自分の内側で起きている感覚や、自分がかけている色眼鏡(妄想)を確認することが大切なのです。

そうやって「今」を自覚し、ありのままを受け入れていくと、この世界そのものと一体になり、自然とワンネスを感じるようになります。グラウンディングすることで、宇宙とのつながりも自然に深まっていくのです。
私はこのグランディングこそが、自分は宇宙の全体性の一部だと感じた大きな体験でした。

スピリチュアルを求めて宙に浮くのではなく、宇宙とつながりたいのなら、まずは日常の自分を知ることです。
自分を知ることは、この世界そのものを知ることにつながります。

自分にとどまり、痛みがあればそれを癒す。そしてまた自分にとどまる──その繰り返しの中で、あなたが求めていた世界が見えてきます。
それこそが現実的な方法で、癒しと目覚めは切り離せないものなのです。

このことを知りながら自己探求を進めていくと、プロセスは自然に深まっていくように思います。
どうか、日常をしっかりと感じ取り、着実な一歩を深めてみてくださいね。

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この記事を書いた人

ゲシュタルトワークショップや表現アートセラピーを使っったワークショップを開催。心理学と非二元の真理を使いながら『毎日を安心して暮らしていく自分を創る』をテーマに活動している。
ゲシュタルト療法においては、現在は日本ゲシュタルト療法学会の理事として、ファシリテーター育成委員と研修委員を務める。

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