探求に求めるものは?

こんにちは。心理セラピストの上谷和美(かずみん)です。
私のブログにようこそ。

最近活動をしていて、ふと思う事があります。
非二元・悟り・目覚めなど私も含め多くの方が、その世界の事を話しています。
では、なぜそこを求めるのでしょうか?

かつての私は、「全ては一つ」や「私はいない」や「色即是空 空即是色」など様々な言葉に翻弄され、
それを理解したい…、理解さえすれば俗世間から離れ、心おおらかな何事にも動じない人格が出来上がるように思っていました。

「解らない」をそのままに置いておくことができず、なんとか分かりたいとエゴが更に次の本を読み漁り、非二元スピーカーが言っている事を理解したい、目覚めの意識に達成したいなど、達成目的で探求に走っていたようにも思います。
これって、なんのために??

これって、自分の満足感を得るためですよね。
人が理解できないことを目覚めた意識になって理解できている…。
変なステイタス感を持ちたかったエゴさんの快楽だったんですよね。
そんな私はもちろん、知識で理解することはできず、思考で解ろうとすればするほど迷子になり、
分からない自分を情けなく思ったり、
分かっている人を羨ましく思ったり、
変な競争意識も入ったりしていました。

俗世間の苦しみから離れたいと思って非二元・悟りを追い求めているのに変な話ですよね。(笑)

でも、これって自分の苦しみから逃避する都合の良い話にも擦りかえられます。
「全てがなく、私もいない」になれば、嫌なことや自分の心の中にある苦しみも痛みも「ない」事にできます。
「どんな自分がいてもいい」と言いながら、その自分を放置して痛みも持った自分を抑圧する事もあります。

でも、多くの方がこの世界に興味を持った理由は、この人生をもっと楽に生きたいや、
様々な不安に振り回されず心穏やかに暮らしたい、本当の私を生きるっとどうゆう事なのか? など、
動機は宇宙の真理を知って自分の人生に安心して寛ぐためではないでしょうか。

私が体験から思うのは、非二元・悟りの概念は「そうなることが正解」と知る事ではなく、
意識がその状態に達した時に、『ワンネス』や『色も空も同じ』と腑に落ちていく事で、
かつての私のように探し求める事ではなく、世界が変わった時に自然と解る話なのだと言う事です。

自分の人生の真実を知りたいと思って非二元や悟りに興味を持った方が、その世界を知るために大切だと思う事は、
個人の自分の痛みや傷を癒していく作業です。
個人の痛みや苦しみ・怒り悲しみも全部、ここにあるものです。


その心の痛みを封じ込めたり、見ないようにすることは自分の内側の世界を否定している事です。
そこを十分に受け入れることができるようになって、「全ては一つ」と云っていることが体感として
理解できるようになり自分なりの真理が生まれてきます

私は、その癒しとその方が自分に触れるための探求するお手伝いをやっていきたいと思っています。
それは、私がそれをやってきたからできる実践的なサポートだと思っています。

非二元スピーカーたちは様々な角度からその世界のお話をします。
その話はその人の真理であって、そして、あなたにはあなたの真理があります。
その真理の答えは、誰でも自分の中にしかありません。
その真理を見つけに自分の内側を探求してみてくださいね。


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✉️info@infinity-kazumi.com



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この記事を書いた人

ゲシュタルトワークショップや表現アートセラピーを使っったワークショップを開催。心理学と非二元の真理を使いながら『毎日を安心して暮らしていく自分を創る』をテーマに活動している。
ゲシュタルト療法においては、現在は日本ゲシュタルト療法学会の理事として、ファシリテーター育成委員と研修委員を務める。

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